セックスレス解消の9つの方法
セックスカウンセラーが送る【セックスレス解消の新提案】
今回はセックスレス解消を目指すための9つの方法をご紹介します。
日本の夫婦の半数以上がセックスレスだといわれ、セックスカウンセリングの中でもよくある相談トップ3のひとつです。
お互いに納得している場合はまったく問題はありません。
でも、もしあなたがセックスレスで悩んでいるなら、
このデリケートだけど大事な問題を、ストレスなく解決していきましょう。
「めげず焦らず、広い心で楽しみながら」
1. まずはセックスから離れることから
セックスレスを解消したいのに・・・と最初から不安になってしまうかもしれませんが、セックスのこと、セックスにつながるすべてのことは、その気になっていない相手にとっては大きなプレッシャーになってしまいます。
どちらかがセックスレスを解消したい気持ちがある場合には、もう一方にストレスがかかる場合がほとんです。伝えていなくても、雰囲気で伝わってしまうものです。
セックスの話やそれにつながる話題には、プレッシャーを感じ、拒否してしまうことはよくあることです。拒絶の奥底には、自分自身の性的な問題や不安がある場合や、問題はなくても相手に不満を感じている場合などがあるのがほとんどです。
断られる方がよっぽどストレス!勇気をふりしぼって誘ってみたのに冷たく断られた、悲しい、つらい、もう女or男としてみてもらうことは一生ないんだ、等々、セックスレスで悩む側としても、いろいろ不満が溜まるのは当然です。
でも、相手にもそうなってしまう原因があったのかもしれません。
恥ずかしさや罪悪感、無力感が相手を思いやれない拒否として出てしまうのです。
2人の関係を続けたいなら、セックスレスを解消したいなら、
めげずに、そんな相手を、広い心で受け止めてあげてください。
そしてまずは再び仲の良いパートナーになることから始めましょう。
相手に興味を持ち、相手を否定せず、相手の良いところに目を向ける。
聞くだけでなく、相手の考えを本当に理解することが大切です。
一緒にいて楽しい相手だと、わかってくれる相手だと、そう思ってもらえるパートナーを目指しましょう。
セックスレスの関係を変えるには、まずはセックスなしでも、いい関係になることから始めることです。
2.悪い習慣をやめ 良い習慣を取り入れていく
否定し合ったり、避け合ったり、触れ合わなかったりしていた悪い習慣をやめて、
代わりに良い習慣を取り入れていきましょう。
2人にとって快適なペースで、徐々に関係を親密にしていくステップです。
必ずしもセクシャルな行為を意味するものではありません。
パートナーと仲良くなったら、セックスへの関心を高めるための次のステップは、軽いスキンシップを始めることです。
悪い習慣の例
• 就寝前や就寝時にお互いを避ける
• 別々の椅子に座って別のエンターテイメントを楽しむ
• お互いに触れることを避ける
良い習慣の例
• まず、気まずい感じになるだろうということは理解し、それをなるべく気にしないこと、めげない!
• セックスの話でないときに軽くお互いに触れること。
• おやすみ、おはようなど軽いキスを交わす。
など(それぞれ各々のカップルにより習慣は異なります)
3.興奮することを喜ぶ
セックスレスは、興奮が足りない証拠です。
自分自身が期待どおりに機能するかどうかについての心配は、ひとまずすべて忘れてください。
自分が、相手が、何に喜ぶのか、
そのお互いの本当の喜びを大事にすることにまだ慣れていないのです。
動画を見ていたら、Hな漫画を読んでいたら、推しを見ていたら、等
これからは、自分の欲望やパートナーの喜びを広い心で受け入れましょう。
セックスはしないのに、AVばかり見て!とイライラする気持ちはぐっと抑えて。
相手が興奮することをまずは喜ぶこと。
お互いが興奮する瞬間を知り、大切にし、それを楽しむことが重要です。
4.セックスへのコミュニケーション
セックスのはじまりではないスキンシップを、徐々に深めていきましょう。
お互いのペースで、もう少しだけ触れる時間を長くしたり、手をつないだり、背中をさわったり、マッサージをしたり、少し長めのキスなど、より親密になれる行為を試してみましょう。
その中で、お互いに話し合って確認し合うことが大事です。
楽しいこと、難しいと思うこと、今後試してみたいことをお互いに伝え合います。どちらかがまだ速すぎると感じたりしたら、スローダウンすることもできます。
大事なのは、お互いがどう感じているかを理解し、プレッシャーを感じないようにすることです。
あせらないで、手と手を重ね合わせるだけでもいいのです。
5.良いセックスの条件(興奮ポイント)を見つける
相手と自分がそれぞれどんな時に性的に興奮するのかを知り、
それに合わせて環境を整えることが重要です。
お互いの喜びを知ることで、気持ちよいセックスの条件を見つけましょう。
セックスレスに悩む相談者の相手は、性に消極的であることが多いです。
消極的な相手は、興奮することはパートナーが自分のために「してくれる」ことだと思っています。まずはあなた自身が精神的に積極的になる時なのだと思ってください。
それには、具体的に何が自分を興奮させるのかを知る必要があります。
例えば
• 「ムードのある照明」
• 「清潔な体」
• 「スローな音楽」
• 「小説や漫画や動画で事前に気分を盛り上げる」
• 「ある特定のシチュエーション」
など。自分と相手の興奮ポイントを知り、それを自分自身に、相手に、利用しましょう。
助けが必要な場合は、恥ずかしがらずにセックスカウンセラーに相談してください。
興奮ポイントを知ることで、プレッシャーのかからない環境で、再び2人での時間を楽しむことが出来るようになります。
6.受け入れと拒否の仕方を知る
お誘いを受け入れたり、相手を傷つけずにうまく拒否する方法をお互いに学びましょう。
ここまでのステップを重ねれば、冷たく拒否されることはほぼないと思うのですが、とはいえ「いや!」「もうやめて!」「そういう気分じゃない!」「眠い!」など冷たく断られてしまうこともまだあるかもしれません。
相手を思えば、今は気分じゃなかったんだね と広い心で受け止めてまた次回に前向きにトライすればよいのですが、なかなかそうもいかないのが冷たく断られてしまった気持ちの持っていき方です。
落ち着いて話せる時に、「ごめんね 今は本当に眠くって。明日でもいい?」みたいに言ってくれると嬉しい・・・等、自分にとって傷つかない断り方の例を伝えてみるのもひとつです。
お互いの気持ちを尊重しながら、性的な関係を徐々に進めていくことが大切です。あせらずに時間をかけながら。いきすぎず、めげることなく。
7.いい気分を利用する
パートナーの気分がいい時にセックスの話題を取り上げ、
その気分を高めていくことで、よりいい関係を築くことができます。
イライラしたり、落ち込んだり、不安を感じているときに、心を開いて性的な気持ちが盛り上がる人はほとんどいません。
タイミングが大事です。
そうすればパートナーの気分がいい時に気づくことができ、その気分をさらに高めることができるかもしれません。
楽しかった思い出や、よかった(興奮した)思い出や妄想をお互いに話せる方向に持っていってみてください。
「私がよかったのは、結婚前に二人で過ごしたあの時のことかな…それは・・・」等
相手のよかった思い出や妄想を聞くことは、気分を高めるだけでなく、相手の興奮ポイントを知るヒントにもなります。
その興奮ポイントを今後に活かして、よりいい気分に盛り上げてみてください。
8.セックスに正解なし
自分たちのセックスを、「本当のセックス」にこだわりすぎず、
お互いが楽しめる形で関係を作り上げていくことが大切です。
○○すべき、○○しないといけない、○○してくれないとダメ、などという考えはきれいさっぱり捨て去ってください。
柔軟に広い心で臨機応変に、自分も相手もセックスも受け入れることが大事です。
9.ハードルを下げる
まずはセックスのハードルを下げることから始めましょう。
セックスレス解消のための小さな目標から考えていきましょう。
「性的な話をする」「長めのキス」「しっかり抱き合う」「一緒にお風呂」「2人でホテルに泊まる」「夜のドライブ」「デート」「思い出の場所に行く」など
セックスレス解消には、長い期間の日常を変えていくために、心身ともに努力が必要となります。
ただ、その先には、愛に満ちた悦びと溢れる幸せがあります。
前向きな姿勢で、お互いを見つめなおしながら、
小さな成功体験を重ねることで徐々に関係を改善していきましょう。
助けが必要な場合は、恥ずかしがらずにセックスカウンセラーに相談してください。
性生活についてカウンセラーと話すことは最初は違和感を感じるかもしれませんが、多くのカップルがその有効性を実感しています。
実際、セックスカウンセリングを受けた人の94%が、性生活や夫婦関係が改善されたとのアンケート結果があります。
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